賃貸マンション・アパートの共用部とはどこを指すか
賃貸マンションやアパートの「共用部」とは、入居者や来訪者が共通して利用するスペースを指します。具体的には、エントランス、集合ポストの周り、廊下、階段、手すり、エレベーター、ゴミ置き場、駐輪場、建物の外周などが含まれます。専有部分である各住戸の内部とは異なり、共用部の清掃は管理会社やオーナーが手配する必要があります。
仙台市内でも、単身向けのワンルームから家族向けのファミリータイプまで、建物の規模や入居者層によって共用部の使われ方は大きく変わります。ここが重要なのは、どこまでを共用部として清掃対象に含めるかを、オーナー様と管理会社の間で明確にしておくことです。これが出発点になります。
日常的な巡回清掃と定期清掃の違い
共用部の清掃は、大きく分けると日常的な巡回清掃と、定期的にまとめて行う清掃の 2 種類があります。
- 巡回清掃: エントランスや廊下の掃き掃除、ゴミ置き場の簡易な整理、ポスト周りのチラシ回収など、短時間で行う日常的な作業
- 定期清掃: 床面の洗浄やワックスがけ、ガラス清掃、照明カバーの清掃、外周の落ち葉の片付けなど、一定の間隔でまとめて行う作業
巡回清掃は建物の見た目を日々一定に保つための作業です。これに対して定期清掃は、巡回だけでは落としきれない汚れに対応する作業と位置づけられます。どちらか一方だけでは共用部の状態を維持しきれないため、両方を組み合わせた計画が大切です。
清掃の頻度を決める要素
共用部清掃の頻度は、建物ごとの条件によって適した内容が変わります。頻度を検討する際には、次のような要素を確認します。
- 戸数や建物の規模: 戸数が多いほど汚れやすい箇所も増えます
- 入居者層: 単身か家族か、学生が多いかなど
- ゴミ置き場の形態: 屋外・屋内、収集回数、分別方法
- 立地や人通り: 駅前や大通り沿いは砂ぼこりや落ち葉が多くなりがち
これらを踏まえたうえで、巡回清掃の頻度と定期清掃の実施サイクルを組み合わせて決めていくことになります。
入居者の不満につながりやすい箇所
共用部の清掃状態は、入居者満足度や退去理由にも関わってきます。特に不満につながりやすいのは以下のような箇所です。
- ゴミ置き場の乱れやにおい
- 集合ポスト周りに散乱したチラシ
- 階段や廊下の照明周りにできる蜘蛛の巣や虫
- 雨や雪の日に持ち込まれる砂ぼこりや泥汚れ
ゴミ置き場の管理についてはゴミ置き場のにおい・害虫対策で詳しく取り上げていますので、あわせてご確認ください。
こうした箇所は入居者の目に触れる頻度が高いため、巡回清掃の中で優先的にチェックするポイントとして意識しておくとよいでしょう。
仙台の季節要因を踏まえた計画
仙台エリアでは、季節によって共用部の汚れ方が顕著に変わります。
- 秋: 落ち葉が吹き溜まりやすい
- 冬: 積雪や融雪剤の影響で出入口や階段周りに泥汚れが持ち込まれやすい
- 夏: 虫の発生が増える時期
年間を通じて一定の清掃計画を組むだけでなく、季節ごとに重点箇所を調整しておくと、共用部の状態を安定させやすくなります。
清掃以外の手配と連絡体制
除雪や植栽の手入れ、害虫駆除などは清掃とは別の手配になることが多く、まとめて一括で依頼できるとは限りません。共用部の管理を検討する際には、清掃の範囲とそれ以外の管理業務を切り分けて考えておくと、依頼先の整理がしやすくなります。
さくらクリーンでは、仙台市内のアパートオーナー様から直接ご依頼いただき、エントランス・廊下・階段などの共用部の定期巡回清掃を継続して担当しています。清掃中に設備の不具合や不法投棄などに気づいた場合、誰にどのように連絡するかをあらかじめ決めておくと、対応の遅れを防げます。
取り組みの一部は施工実績でご紹介しています。また、オフィスビル共用部における管理会社と清掃業者の役割分担についてはオフィスビル共用部の清掃責任分担でも解説していますので、参考にしてください。
入居者から共用部の清掃について要望や苦情が寄せられた場合の受付窓口も、あらかじめ社内や管理会社側で決めておくことをおすすめします。
まとめ
賃貸マンション・アパートの共用部清掃は、日常の巡回清掃と定期清掃を組み合わせ、建物の規模や入居者層、季節要因に応じて頻度や重点箇所を調整していくことが基本です。除雪や植栽など清掃以外の管理業務とも切り分けて整理しておくと、依頼先の判断もしやすくなります。
