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定期清掃の仕様書はどう作る?委託先に正しく伝わる仕様書の書き方

定期清掃を外部委託する際に必要な仕様書の作り方を解説。盛り込むべき項目やよくある失敗、運用時のポイントを総務担当者向けにまとめました。

開店前の飲食店で床とカウンターを清掃するスタッフ
※写真はイメージです
法人清掃

定期清掃の仕様書が必要な理由

オフィスや店舗の定期清掃を外部の清掃業者に委託する際、口頭やメールのやり取りだけで発注してしまうと、「思っていた範囲まで清掃してもらえなかった」「作業頻度の認識がずれていた」といった行き違いが起きやすくなります。総務担当者や施設管理担当者が委託先とのトラブルを避けるために有効なのが、清掃の範囲・頻度・作業内容を文書化した「仕様書」です。

仕様書は、複数の清掃業者から見積りを取る際の比較基準にもなります。仕様書がないまま各社に「よしなに見積りしてください」と依頼すると、業者ごとに想定する作業範囲がばらばらになり、金額の比較そのものが成立しません。仕様書を先に固めておくことで、同じ条件での相見積りが可能になり、契約後の「言った・言わない」も防ぎやすくなります。

仕様書に盛り込むべき項目

定期清掃の仕様書には、最低限、次のような項目を明文化しておくと運用がスムーズになります。

  • 対象範囲: フロアのどこまでを対象にするか(執務スペース、会議室、廊下、共用部、トイレ、給湯室など)を部屋単位・エリア単位で明記する
  • 作業内容: 床の洗浄・ワックス、窓ガラス清掃、カーペットクリーニング、換気口清掃など、定期清掃で実施する具体的な作業メニュー
  • 作業頻度: 月1回、隔月、年数回など、作業項目ごとの実施サイクル
  • 作業時間帯: 営業時間内か営業時間外か、休日対応の可否
  • 立会いの要否: 鍵の受け渡し方法、担当者の立会いが必要な作業の有無
  • 報告方法: 作業完了報告の形式(写真報告、チェックシート、口頭報告など)

これらを一覧表にまとめておくと、委託先の変更が発生した際にも引き継ぎがしやすくなります。特に対象範囲は「共用部は誰が清掃するのか」で管理会社・テナント間の認識がずれやすい部分なので、図面や配置図と合わせて範囲を確定させておくことが望ましいです。

仕様書作成でよくある失敗

仕様書を作成する際によく見られるのが、作業内容だけを列挙して「頻度」を曖昧にしたままにしてしまうケースです。「床清掃」とだけ書いてあると、業者側は「日常清掃の範囲」と捉えるのか「定期清掃としての洗浄・ワックスがけ」と捉えるのかで対応が変わってしまいます。日常清掃で対応する内容と、定期清掃としてスポットで実施する内容は分けて記載するのが基本です。

また、繁忙期や年度の切り替わりのタイミングで、通常より念入りな清掃を依頼したい場合は、その旨も仕様書または特記事項として盛り込んでおくと、当日になって認識のズレが発覚するのを防げます。契約更新のタイミングで仕様内容を見直さず、何年も前の仕様書をそのまま使い続けているケースも見られますが、オフィスのレイアウト変更や人員増減があった場合は、範囲や頻度の再確認をおすすめします。

仕様書のたたき台は現地確認から作る

仕様書をゼロから文章だけで組み立てようとすると、実際の建物の構造や設備との食い違いが生じやすくなります。フロアの面積、床材の種類(タイル、フローリング、カーペットなど)、窓の数や高さ、給排水設備の位置などは、図面だけでは把握しきれない部分も多いため、可能であれば清掃業者に現地を確認してもらったうえで、たたき台となる仕様案を作成してもらうのが実務的です。

現地確認を経て作成した仕様書は、床材に応じた洗浄方法や、窓の位置に応じた作業時間の目安なども反映されやすくなり、後から「実際にやってみたら想定していた作業時間・人員で終わらなかった」という食い違いを減らせます。複数社から相見積りを取る場合も、各社に同じ条件で現地を確認してもらったうえで見積りを出してもらうと、条件をそろえた比較がしやすくなります。

仕様書を作った後の運用ポイント

仕様書は作って終わりではなく、実際の運用の中で更新していくものです。作業報告を受け取った際に、仕様書と実際の作業内容にズレがないかを定期的に確認し、必要に応じて内容を見直します。担当者が異動した場合にも、仕様書があれば引き継ぎの負担を大きく減らせます。

仙台市内でオフィスや店舗の定期清掃を検討されている場合は、現地の状況を確認したうえで仕様の整理からご相談いただくことも可能です。まずは対象範囲や気になっている箇所を整理し、お問い合わせフォームからご連絡ください。

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